ゲーミングPCのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
ゲーミングPCを購入する上で比較対象となるのは「家庭用ゲーム機」と「一般パソコン」です。
それぞれ用途も特徴も違いますが、メリットとデメリットをしっかり理解して自分に合ったものを購入するべきでしょう。
ここではゲーミングPCのメリットとデメリットを、家庭用ゲーム機や一般パソコンと比較しながら紹介していきます。
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ゲーミングPCのメリットとデメリット
ゲーミングPCのメリットとデメリットをまとめました。
メリットの方が大きいのですが、設置スペースが必要であることと、消費電力が大きいことは理解しておかなければいけません。
またゲーミングPCの最も大きな特徴は「グラフィック性能が高いこと」であるため、ゲームをしない方やグラフィック性能を使わない方にはデメリットの方が大きくおすすめしません。
家庭用ゲーム機と比較すると最も大きな要素は「MODの使用」であり、PCゲームのビッグタイトルは昨今PS4/PS5やXboxでも発売されるため、MODを使用しないなら家庭用ゲーム機の方が価格が安くおすすめです。
eスポーツ参入を考えている方は議論の余地なくゲーミングPCを購入するべきでしょう。
ゲーミングPCは家庭用ゲームをすべてにおいて上回る
ゲーミングPCは家庭用ゲームをすべての面で上回ります。
PS5であっても高スペックゲーミングPCの足元にも及ばず、中間層のゲーミングPCに少しスペックが近づいた程度です。
PC版とPS5版で発売された同じゲームタイトルであってもPC版の方がグラフィックが綺麗ですし、同じFPSゲームでは確実に撃ち負けます。
PCのゲームソフトは家庭用ゲーム機よりラインナップが豊富で、ビッグタイトルからインディーズゲームまで幅広いです。
しかしPCゲームはダウンロード版が主体なので、ゲーム機のソフトのように「飽きたら売る」ことはできません。
ゲーミングPCでのみ使用できるMODはゲームを変える
PCゲームの最も大きな特徴はMODで、MODはゲームのグラフィックやシステムを改造するツールを指します。
MODはPCゲームの文化の1つで、オフラインゲームではMODを推奨するメーカーもあるほどです。※オンラインゲームでの使用はチート扱いになるので絶対ダメです。
MODを使用すると何年も前に発売されたゲームに最新のグラフィックを適用できたり、クエストやUIの追加など何でもありです。
Cities:Skylineのような街づくりゲームでもMODの存在は大きく、公式にないパーツの追加や交通AIも改変するMODなどもあります。
MODは無料提供されるため、公式DLCではリリースできない実在するお店の看板や建物も建造することができるため、実在風景はゲーミングPCによるPC版でしか作成できません。
しかしMODを使用する予定がないのであれば、家庭用ゲーム機でのプレイとほとんど変わらないためゲーミングPCを購入する意味はないでしょう。
ゲーミングPCは価格がとても高い
昨今ゲーミングPCの価格は下落傾向にありますが、それでもPS5や一般パソコンに比べかなり高額です。
PS5が約5万円、ニンテンドースイッチが約3万円であるのに対し、ゲーミングPCは最低でも8万円です。
8万円のモデルはロースペックなので、PCゲームを高解像度でしっかりプレイしたいならミドルスペック以上が必要となり、15万円~20万円はかかります。
ゲーミングPCは分割手数料が無料になるキャンペーンがあるため、月々3000円~で購入もできますが、合計価格を比べると圧倒的に高いことは否定できません。
ゲーミングPCは管理とメンテナンスが不可欠
ゲーミングPCは管理とメンテナンスが必要で、これを怠ると故障に繋がります。
家庭用ゲーム機をメンテナンスする方は少ないですし、必要ないように設計されています。
PS4/PS5を解体して掃除する方はほとんどいないでしょう。
ゲーミングPCは半年から1年に1回程度内部の清掃が必要ですし、セキュリティやシステムの管理も必要です。
PCの知識が全くない方では内部清掃を行わず、システムの管理(アップデートなど)もせず、セキュリティソフトも導入しない場合があります。
このような使い方をしてしまうと「PC動作が重くなる」「PCの動作が正常に行われない」「電源が落ちてしまう」といった症状が発生してしまいます。
ゲーミングPCのメリット・デメリットまとめ
ゲーミングPCのメリットとデメリットについて解説しました。
家庭用ゲーム機や一般パソコンと比べ、ゲーミングPCを購入して困ることはほとんどありません。
強いて言えば設置スペースぐらいでしょう。
ただし「自分に本当に必要であるか」は別問題であるため、本当にゲーミングPCのスペックが必要かどうかしっかり考える必要があります。