この記事ではゲーミングPCの消費電力、ブレーカーの見方、ブレーカーの落ちない対策法について紹介しています。
ゲーミングPCは電源容量が大きいので、自宅の契約でブレーカーが落ちないか心配という方を対象としています。
特に集合住宅では自宅の契約アンペアを超えてしまうことがあるので、必ず確認しておきましょう。
ゲーミングPCの必要アンペアを消費電力で確認
スペック | 消費電力 | アンペア |
---|---|---|
ハイスペック | 750W以上 | 7.5A |
ミドルスペック | 650W | 6.5A |
ロースペック | 500W | 5A |
上記の表はゲーミングPCのスペックごとの平均的な最大消費電力です。
消費電力は以下の方法で計算することができます。
アンペア × 100V(電圧)=W(消費電力)
※日本の一般家庭は100V
ゲーミングPCに記載されている消費電力は電源ユニットの最大消費電力であり、通常記載された数字の60%程度しか消費しません。
しかし高負荷状態では最大値に近い電力を消費するため、やはりゲーミングPCの最大消費電力で考えておいた方が無難でしょう。
自宅の契約アンペアを確認する方法
一般的なブレーカーを例に見ていきましょう。
一番左の黒枠で囲まれた部分が「契約ブレーカー」であり、ここに表示されたアンペアがその家全体で使用できるアンペア上限です。
上画像の例ではちょっと見えにくいですが30Aの表記がありますので、この家では最大30A使用することができます。
その右側にはブレーカーのつまみが4つあります。
そしてそれぞれのつまみの先端に「20」の表記があります。
これは各部屋に割り当てられているブレーカーであり、各部屋のアンペア上限が20Aであることを意味します。
つまり家全体の最大アンペアは30Aですが、1部屋あたりの最大アンペアは20Aのため、実質20Aが上限であると考えなければいけません。
ゲーミングPCでブレーカーが落ちない対処法
家庭のブレーカーは契約アンペアの上限を超えると落ちるようになっています。
家全体での最大アンペア、各部屋毎の最大アンペアをオーバーしないように電力を使用する必要があります。
オーバーすると対応した部屋のブレーカーが落ちるはずですから、どの部屋で消費電力がオーバーしているかはわかるはずです。
家電を移動し、使用するアンペアを分散しても家のブレーカーが落ちる場合は契約の見直しが必要です。
契約を変更するとその後1年間は変更できなくなってしまうため、注意してください。
もし変更する場合は、電力消費が多い夏や冬を想定して変更することをおすすめします。
ゲーミングPCのアンペアまとめ
快適にゲームをプレイしようと思うとブレーカーは重大な問題です。
ゲーミングPCの消費電力は非常に大きいため、契約ブレーカーや安全ブレーカーを確認し、一部屋あたりの消費電力をあらかじめ計算しておく必要があります。