ゲーミングPCの設定を画像付きで詳しく解説していきます。
ゲーミングPCは初期設定をしっかり行っておくことで、快適なPCゲームプレイが可能となります。
設定をしないままでは、せっかくの性能を発揮できない事もあります。
ゲーミングPCを購入したら、必ず初期設定を行いましょう。
ゲーミングPCの初期設定
ゲーミングPCの初期設定は以上の3つです。
それぞれクリックすると該当の手順解説にジャンプできます。
簡単な概要は以下の通りです。
Windows10の初期設定
Windowsアップデートや、システム面の設定です。
ゲームには直接影響しませんが、これからPCを快適に使用する上で欠かせない設定です。
グラフィックボードの初期設定
グラフィックボードの初期設定をすることで、使用するゲーミングモニターに最適な映像出力が可能となります。
ゲーミングPCの性能を最大限に活かすために、欠かせない設定です。
セキュリティソフトの設定
Windows Defenderと他のセキュリティソフトを併用する場合は、各セキュリティソフトの設定が必要です。
セキュリティソフトのアクティベート(認証)や、ゲームモードの設定が主となります。
初心者がやるべき最低限のゲーミングPC設定
設定がよくわからない、面倒臭いという方は以上の初期設定だけは最低限やっておきましょう。
Windowsのアップデートは自動更新設定にしておくことで、今後は自動でアップデートしてくれます。
グラフィックボードの設定は、ゲーミングPCの性能を最大限に発揮するため、必ず行うようにしましょう。
セキュリティソフトの設定については、Window標準搭載のWindows Defenderのみを使用する場合は必要ありません。
別途セキュリティソフトを併用する場合のみ設定を行いましょう。
Windows10の初期設定
Windowsのアップデート
Windowsを常に最新状態にアップデートすることで、日々誕生するウィルスに対応したセキュリティ状態に保つことができます。
Windowsが最新状態でなければ動作しないソフトウェアも存在するため、Windowsアップデートは必ず行うようにしましょう。
Windowsアップデートは以下の手順で行います。
Windows10の透明効果をオフにする
Windows10の透明効果とは、タスクバーやスタートメニュー、ウィンドウの淵が半透明に設定されている設定のことです。
この設定の目的はデザイン性のみであり、この透過効果によりPCに多少の負荷がかかるため、低スペックのPCではパフォーマンスの低下につながります。
不要なソフトウェアのアンインストール
ゲーミングPC購入時、無駄なソフトがインストールされている場合があります。
設定系のアプリケーションや、簡素なユーティリティソフトウェアがこれに該当します。
中にはWindows起動中に常駐し、パフォーマンスを低下させるものも存在します。
絶対に使わないソフトはアンインストールしておくのがおすすめです。
Windows10のプライバシー設定を停止
Windows10のプライバシー設定では、ユーザーの行動を読み取り便利にする意図があります。
プライバシー設定には位置情報、個人情報などの個人情報へのアクセスが含まれます。
ユーザーへの理解を深め、表示する情報の質を向上させるという機能ですが、プライバシー設定をオフにしても問題はありません。
プライバシーオプションの変更
広告表示やコンテンツの表示を最適なものにする設定です。
音声認識
WindowsのアシスタントCortanaで使用するものです。
手書き入力と入力の個人用設定
タブレット端末など、手書き入力を補助する機能です。
キーボード入力では関係ありませんので、手書き機能を使わない場合は不要です。
診断&フィードバック
エラーが起きた際Microsoft社へその結果を自動送信する機能です。
アプリのアクセス許可
アプリのアクセスを許可することによって、位置情報、カメラやマイクなどをアプリで使うことができます。
カメラやマイクはボイスチャット、配信で必要な場合があります。
必要に応じて切り替えましょう。
アカウント情報へのアクセス
アカウントの情報のアクセス許可することで、アプリケーションでの住所や電話番号の入力を省略できます。
また、通話アプリやメールアプリで自動で連絡先やアドレス帳にアクセスさせるかどうかの設定が可能です。
無駄なバックグラウンドアプリを停止
バックグラウンドアプリとは、PC起動中にバックグラウンドで常駐しているアプリケーションのことです。
必要以上にバックグラウンドアプリが多いと、メモリやCPUの使用率が上がり、PCのパフォーマンスが低下します。
バックグラウンドアプリは多くても5~7個程度に留めておくのが無難です。
プライバシー設定からバックグラウンドアプリの項目でオンオフの切り替えができます。
ゲームDVRの停止
Windows10で新規に追加された「ゲームDVR」は、プレイ中のゲームの静止画のキャプチャ、動画の録画を行うアプリケーションです。
一見便利な機能ですが、ゲームごとに大量の通知が来るのでとても邪魔です。
ゲームDVRをオフにして、steamのshadowplayなど別のキャプチャソフトを使用することを推奨します。
マウスの設定
ゲーミングマウスを使用する場合や、FPSゲームをプレイする場合に特に重要となる設定です。
標準でオンになっている「ポインタの精度を高める」機能は、マウスカーソルがボタン等をクリックする際にマウス速度を適切に設定してポイントしやすくなる機能です。
しかしFPSゲームなどではAIMのブレなどにつながるため設定をオフにすることが推奨されています。
ゲーミングモニターの設定
ゲーミングモニターを使う場合は、映像のリフレッシュレート設定をしましょう
Windows標準では59ヘルツになっていて、ゲーミングモニターの性能をフルで活かすことができません。
モニターの設定はシステムから設定できます。
電源管理の設定
電源管理の設定を行うことで、PCの電源効率をアップさせることができます。
節電のために各パーツの電源を自動でオフにする機能ですが、ゲーミングPCの場合はPCパフォーマンスを重視するため、オフにしておきましょう。
グラフィックボードの設定
グラフィックボードは、ゲーミングPCのパフォーマンスを左右する重要なパーツです。
最大限のパフォーマンスを出すためにしっかり設定することが重要です。
NVIDIAの設定
NVIDIA製のグラフィックボードでは、専用コントロールパネルにより簡単に設定が可能です。
グラフィックドライバーの更新
グラフィックボードのドライバは、最新のゲームに最適化するために頻繁にドライバーが更新されます。
グラフィックドライバーの更新は、不具合も少なくないため、アップデート直後は様子見した方が良いです。
ただしバージョンがあまりに古い場合は更新しておきましょう。
アップデートは「GEFORCE EXPERENCE」のアプリケーションから、「更新プログラムの確認」で行うことができます。
セキュリティソフトの設定
セキュリティソフトはWindows10標準のWindows Defenderで充分です。
Windows Defenderは初期設定のままで問題ありませんが、ポート開放やアプリケーション毎にファイヤーウォールの例外設定などが必要です。
設定の更新とセキュリティ→Windowsセキュリティから状態を確認できます。
また、海外サイトの閲覧やツールのダウンロードを行う場合は、Windows Defenderと併用してセキュリティソフトの導入をすることで、より強固なセキュリティ対策をするのがおすすめです。
初期インストールのセキュリティソフト
BTOパソコンやメーカー製のPCでは、セキュリティソフトが初期状態でインストールされていています。
一番多いのがマカフィーですが、これは試用版です。
マカフィーの正式版を購入するか、他のセキュリティソフトを導入することを忘れないようにしましょう。
ゲーミングPCの設定まとめ
ゲーミングPCの設定について詳しく解説しました。
ゲーミングPCのパフォーマンスを活かすためにはPCの細かい設定は重要です。
初期設定は最初に行っておけば、次回以降は行う必要はありません。
少し面倒ですが、最初だけ頑張ってしっかり設定しておくことをおすすめします。