グラフィックボード(GPU)の温度について解説していきます。
グラフィックボードの適正温度は60~80℃であると言われています。
ここではグラフィックボードの温度を管理する方法や、上がりすぎたGPU温度を下げる方法について詳しく紹介していきます。
グラフィックボード(GPU)の適正温度は60~80度
グラフィックボードの適性温度は60~80℃と言われています。
この温度はゲームプレイ中の負荷をかけているときの適性温度で、もしも負荷をかけていない時にこの温度まで達していたら異常です。
高性能グラフィックボードは高負荷時の発熱量が大きくなるため、90℃以下なら問題ありません。
RTXシリーズは最高温度が80度後半であれば問題ないと言えるでしょう。
グラフィックボードの最大温度はメーカーによって明示されています。
最高温度を超えている際は、PCの置き場所やGPUクーラーが力不足なので見直しが必要です。
グラフィックボード温度管理のおすすめソフト
グラフィックボードの温度管理を行う場合、MSI公式が出している「MSI afterburner」が使いやすくておすすめです。
「MSI afterburner」はGPUやCPUの温度や使用率、クロック周波数やフレームレートなどをゲーム中にリアルタイムで画面表示させることができます。
Windows10ではタスクマネージャーから確認することもできますが、ゲーム中は詳しい情報を見ることができないので、負荷時の状態を確認したい方は「MSI afterburner」を使いましょう。
グラフィックボードが高温になる原因と温度を下げる方法
グラフィックボードが高温になる原因で最も多いはホコリの蓄積です。
埃が溜まることによって排熱効率が下がり、GPUの温度を下げることができなくなるためです。
これはPCケース内の掃除を行うことで解消でき、通常デスクトップPCは半年~1年に1回は掃除が必要です。
ホコリを除去しても温度が下がらない場合は、「GPUクーラーの排熱性能不足」や「ケース内部のエアフロー不良」「PC設置場所のミス」が考えられます。
最も単純な原因はPC設置場所のミスでPCケースに備えられている排熱口・給気口を壁にくっつけて設置していることで塞いでしまっている可能性があります。
PC本体は壁から30cm程度話して設置する必要があります。
ゲーミングPCを自作した場合に起こるのが「GPUクーラーの排熱性能不足」や「ケース内部のエアフロー不良」です。
これらはBTOパソコンショップで購入した場合は起こらない事象です。
自作時に選択したGPUクーラーとGPUの発熱量が合っていないことや、ケースサイズが合わずパーツの発熱を処理しきれていないことが原因で起こります。
これらすべての対応を行っても解消されない場合は、パーツの故障が考えられます。
グラフィックボードの温度まとめ
グラフィックボードの温度管理について解説しました。
グラフィックボードはCPUと並び発熱量の多いパーツです。
60~80℃では問題がありますが、それ以上になるようなら対策を行いましょう。
年に1度ケース内を掃除するだけで、温度問題は劇的に改善します。