ゲーミングPCの電源タップ・延長コード・タコ足配線について解説していきます。
デスクトップ型のゲーミングPCを使用するには、最低でもPC本体、モニターディスプレイの2つの電源が必要です。
ここではゲーミングPCにおける電源タップや延長コードの使用や、使用する際の注意点について紹介します。
ゲーミングPCで電源タップ・延長コードの使用は大丈夫か
ゲーミングPCで電源タップや延長コードを使用してもゲームに影響はありません。
タコ足配線にしても遅延が生じたり、電源が不安定になる心配もありません。
ただしタコ足配線に更にタコ足配線をするのはNGで、合計した消費電力を定格容量の1500W(15A)におさえる必要があります。
定格容量の1500Wを超えてしまうと電源が落ちてしまう危険があるので注意しましょう。
ゲーミングPCで電源タップを使う注意点
ゲーミングPCで電源タップを使う注意点について解説していきます。
- 家庭用コンセントは上限1500W
- 電源タップの定格容量をオーバーしないこと
- 電源タップ同士でタコ足配線しても上限は増えない
- 電源タップに火災予防を行うこと
注意するのは以上の4点です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
家庭用コンセントは上限1500W
一般的な家庭用コンセントの容量は1500Wまでです。
定格容量の1500Wを超えると電源が落ちてしまう危険があります。
複数の電化製品を使用する際は、容量以上の電気が流れないようにするための注意が必要です。
普段の生活で1500Wを超える電力を使用する機会はそこまで多くないと思うので、頭の片隅にいれておきましょう。
電源タップの定格容量をオーバーしないこと
家庭用コンセントと同様に、電源タップにも定格容量が決められています。
電源タップは2~3個の差込口がある一般的なものや、10個口以上あるタワー型のものなど、様々です。
差込口の数にかかわらず、定格容量は1500Wのものがほとんどです。
ゲーミングPC本体、モニターディスプレイ、スピーカーの3つの電力量を合計しても750~1000W程度ですから、定格容量をオーバーすることはほとんどありません。
・ゲーミングPC本体:(650W~1000W)
・モニターディスプレイ:(40~50W)
・スピーカー:(50W)
複数台のゲーミングPCを稼働させる際は定格容量を超える場合があるので、十分に注意しておきましょう。
電源タップ同士でタコ足配線しても上限は増えない
電源タップ同士をつないでも、1500W+1500W=3000Wになることはありません。
その場合電源タップ2つの合計の定格容量が1500Wになります。
仮に片方の電源タップの定格容量が1200Wだった場合、合計の定格容量は1200Wに上限が下がります。
電源タップに火災予防を行うこと
延長コードに複数の電源を差す場合は火災予防を行いましょう。
タコ足になっている箇所はホコリが非常に溜まりやすいので、ケーブルボックスなどに延長コードごと収納するのがおすすめです。
延長コードごとケーブルボックスに収納することでホコリが溜まらず、発熱や発火の危険性をなくすことができます。
電源は目立たないところに設置しがちで、あまり掃除する機会もありません。
できるだけメンテナンス無く火災予防できる手法を選択しましょう。
ゲーミングPCにおすすめの電源タップ
電源タップを選択する際は以下のポイントに注意しましょう。
- 定格125V・15A・1500W
- 個別スイッチで節電
- 落雷防止
- ホコリ侵入防止
個別スイッチが付いていれば節電できますし、無駄に電気を流し続けることも防止できます。
落雷では接続機器が破損するリスクが高いので、落雷防止機構は必須と言えます。
ホコリ防止機構があれば、発火リスクを減らすことができます。
ゲーミングPCの電源タップまとめ
ゲーミングPCの電源タップ・延長コード・タコ足配線について解説しました。
ゲーミングPCでは電源タップや延長コードを使用してもゲームに影響はありません。
定格容量は必ず超過しないように気をつけましょう。