
PC電源ユニットの寿命について解説します。
PC電源の寿命は7年が目安です。
ここではPC電源の寿命が近いことを示す症状や診断の方法、より長く使うための方法について解説します。
PC電源はゲーミングPCで最も重要なパーツの1つなので、信頼できるメーカーの、優れた規格品がおすすめです。
PCパーツの寿命ガイド – パーツの寿命目安と交換タイミング →
PC電源ユニットの寿命について
PC電源ユニットの寿命の目安は7年程度。
とはいえ、そのパソコンをどのように使っていたかによって大きく差が出ます。
以上の要素がPC電源の寿命に影響します。
PC電源ユニットの寿命診断・症状
PC電源ユニットの寿命診断は、症状や温度チェックで行います。
これらの症状は、電源ユニットの寿命が近いことを示す症状です。
他のパーツの故障の可能性もありますが、電源ユニットの交換を検討してみましょう。
電源ユニットの温度を確認するには、触ってみるしかありませんが、やけどに注意してください。
PC電源ユニットを10年使うためには
PC電源ユニットの平均寿命を超え、10年使うためには前提条件があります。
まず上記の条件を満たす、電源ユニット自体の性能や品質が高いことが大前提です。
安物の低品質メーカーや、認証ランクの低い電源ユニットでは、2~3年で故障する可能性もあります。
高品質の電源ユニットは、保証期間も長いことが特徴的です。
PC電源のメンテナンス
PC電源には冷却ファンがありますので、PCケース内の清掃時に、一緒にホコリを除去してあげましょう。
本来は3ヶ月に1回掃除すると良いのですが、なかなか面倒ですので、必ず年に1回ぐらいは掃除しましょう。
タバコを吸う方は3ヶ月に1回ぐらい掃除してください。
びっくりするぐらいヤニが蓄積し、ベタベタになります。
PC電源の寿命を延ばす使い方
- 長時間連続で高負荷状態にしない
- ケース内の掃除を年に一度は行う
- 他のパーツの消費電源から、容量にゆとりのある電源ユニットを使う
- 雷ガードタップで過電圧から守る
- 無停電装置でブレーカー落ち、停電から守る
せっかくのゲーミングPCで、ゲームを我慢するのもおかしいので、①は気に留めておく程度で結構です。
②のケース内の掃除は、ホコリによる冷却性能の低下を防ぐので、効果は大きいです。
③は自作や増設など、セルフカスタマイズした場合ですが、あまりギリギリの電源は選ばない方が良いです。
④や⑤は共通して、電源に急激なダメージを防ぐためのもの。
雷ガードタップがあれば、落雷による過電流を防げます。
無停電電源装置は、ブレーカーが落ちたり、停電の際にしばらく装置内の電源でPCを動作させるもので、いきなりブツリと電源が停止することが無くなります。
PC電源ユニットの寿命まとめ
PC電源ユニットの寿命は、平均7年程度。
年に一度はケース内と一緒に、エアダスターで掃除をしましょう。
雷ガードタップや、UPS(無停電電源装置)で電源ユニットを守ることも大切です。
ちなみに、UPSがあれば家族がうっかりブレーカーを落としてしまったり、停電が起きたときもPCの電源が落ちない(UPSのバッテリーで駆動する)ので、落ち着いてゆっくりPC電源を落とすことができます。